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20周年のご挨拶

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時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご指導、ご支援を賜り厚くお礼を申し上げます。
(有)日本シジミ研究所は、皆様の暖かいご支援のお陰で、創立20周辺を迎えることができました。心よりお礼を申し上げます。
2002年に、私は長年勤めてきた島根県内水面水産試験場長を辞して、それまで続けてきたヤマトシジミの生態と資源に関する調査・研究を、組織の中ではなく、個人で自由に行うために一人で立ち上げました。
そして研究所の理念は、実験室での研究や理論的な研究でなく、フィールド(野外)の調査・研究を何より大切にすることでした。言い換えれば、宍道湖のヤマトシジミについて、自分の手足を使って、自分の目で見て、自分の頭で考えることでした。
その理念を実現するために、宍道湖の湖畔に日本で一番小さな、日本で一番美しい宍道湖の夕陽が見える研究所を設立しました。
それから20年、全国から志のある若き研究員が集まってくれました(現在10名の研究員)。研究所では、全員が船の免許と潜水士免許を取得し、自分の手足を使い、目で見て、頭で考えながら調査する事ができます。また、専用の調査船も10隻所有しています(恐らく、全国の研究所で最も多いと思います。)。
野外調査に力を入れ、それなりの調査・研究の実績も積み重ねて、今日を迎えることができたのは、研究員の努力はもちろんのことですが、宍道湖のシジミ漁業者をはじめ全国のシジミ漁業者ご指導とご協力のお陰と心より感謝しています。
私達は、これからも初志を忘れずに現場の調査に全力をあげて取り組んでいきたいと考えております。
今後とも、皆様の暖かいご支援をお願いいたします。

2022年4月22日
所長 中村 幹雄

追伸:本年4月22日に80歳になりました。残された時間を大切に、さらなる研究に励みたいと思っています。

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